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10/31までディナー営業一時休止のお知らせ 〜そだち続ける飲食店へ〜

 

「風土はfoodから」は、オープンして3か月が経とうとしている今、本日10/16(火)〜10/31(水)まで夜の通常営業をおやすみさせていただきます。

※ランチは変わらず営業します。夜も、イベント利用や貸切営業はお受けしています
※2Fにて開催中の特別展「お茶と水筒と」は、平日11:30〜22:00で展覧可能です。

 

 

「あたらしい食の魅せ方」「あたらしい飲食店のあり方」を発明したい

 

個性的なスタッフ達も参画し、お客さんにも恵まれ、オペレーションも人間くささを残しながらも安定しつつあります。

一方で、当初から目指していた、表現したい食のあり方を、もっともっと突き抜けて提供していけるんじゃないか、と感じています。

 

「ちょっと変わってて、なかなかおしゃれでおいしいお店ができたなぁ」というレベルを、もう思いっきり突き破っていきたい。

このお店が目指しているのは、あくまで「食べられるミュージアム」。さまざまな土地の風土を、まるごと食べられる場。

 

「あたらしい食の魅せ方」「あたらしい飲食店のあり方」を発明したいと、本気で思っているんです。

 

どろどろに溶ける期間になる

 

「風土はfoodから」最初の展示は、「あたらしいかんてん」でした。

 

秋田のおばあちゃんはなんでも寒天にしてしまう、という文化があり、牛肉の寒天、サラダ寒天、たまご寒天などが展示してありました。正直おいしいのかな…と思ったと同時に、秋田という風土が生んだ、自然発生的で多彩な食文化に触れた衝撃は今でも忘れられません。

 

食が偏差値化されたり、「おいしい」が画一化されていくグローバル社会。

 

でも、「風土が生んだfood」に焦点を当ててみるだけで、「なんでも寒天にしちゃう」なんていう知りもしなかった文化や知恵やドラマに出逢うことができるし、もしかしたら形を変えながらも未来に紡いでいくことができるかもしれない。

 

しかも、様々な地域の文化(特に食文化)をかき混ぜることで、予測不能な出会いや創発、ひいては新しい文化が生まれちゃうかもしれない、とも信じています。

 

 

 

風土はfoodからの紹介文を、今一度読んでみてください。

 

『地域の食文化やそこに暮らす人の情熱を編集し、五感でまるごとで味わえる、食堂型ミュージアム。』

 

風土を、foodを通して伝えること・再編集すること、そこから立ち現れていく世界を皆で楽しむこと、がわたしたちの使命なのです。

 

そして、僕らは「教育」と「編集」ベンチャーであり、飲食店ビギナー。

ある意味での「飲食店らしさ」を手放しながら、大胆に変容していきたいと思っています。

 

 

そんなわけで、チームでこの3か月を振り返りつつ、これらの理想を実現するために、夜の時間を使って「風土はfoodから」を体現するにふさわしい振り切ったメニューを考えたり、その伝え方を探究していくことにしました。

 

青虫は、蛹の中で一度どろどろに溶けて、蝶として羽ばたいていく。

 

 

「風土はfoodから」も、この2週間はどろどろに溶ける期間になるはず。

常に変化し、そだち続ける飲食店へ。

11月1日(木)からの、新生「風土はfoodから」をどうぞお楽しみに。