「錦町ブンカイサン」は、世界中の地域が交わり合いながら、生まれてくる新たな問いを世の中に投げかけていくような、そんな次世代が育つ食住業近接コミュニティビルです。
1-2階は、地域の食文化やつくり手の情熱を編集し、美味しさを五感で感じる食堂「食べられるミュージアム」(店名:「風土はfoodから」)。3-5階は、お米を育てるように時間をかけて志を育み事業を生み出す「農耕型インキュベーション」拠点です。
神田錦町は、東京大学や学習院大学の発祥地であり、周辺には現在も高校や大学・学術機関、出版社が集積する"学びのまち"として歴史を紡いできました。神田錦町のまちづくりをリードする安田不動産株式会社。同エリアでインキュベーション施設「ちよだプラットフォームスクウェア」を運営するプラットフォームサービス株式会社。神田錦町・秋田県五城目町・世界各地を舞台に活動する"新しい学びのクリエイティブ集団"ハバタク株式会社。各社の描くビジョンの出会いから、"学びのまち"のさらなる未来像に向けて、本構想は動き出しました。
「ちよだプラットフォームスクウェア」本館隣りに位置するビルをリノベーションし、新拠点「錦町ブンカイサン」を開きます。ブンカイサン="文化遺産"であり、"分解+産"。まちの文化遺産を受け継ぎ、時代のうねりの中で分解を繰り返しながら、新たな文化が産み出され育っていく。世の中に投げかけられた問いや事業は、誰かに届き、分解され、その肥沃な土壌からまた新たな問いかけが産み出されていく。小さな5階建てのビルから、生態系の物質循環を担う分解者=微生物のごとく、人と事業と文化が育ち続ける環境づくりを進めていきます。
地域の食文化や人の情熱を編集し五感でまるごと食べる、食堂型ミュージアム。その土地の風土を知るには、何よりもまず「食べる」こと。
1Fは"常設展"として、世界各地のおばあちゃんの料理をその文化とともに味わえるおばんざいバル。
2Fは"特別展"として、様々な地域の食文化の展示を鑑賞しながら食べられるギャラリースペースです。
"そだつレストラン"として、食に携わる次世代が育つ場であり、様々な地域の文化が交わることで新たな文化が育っていく場を目指します。
お米を育てるように時間をかけて、志を育み、事業を生み出す力を身につけていく中長期でのインキュベーションのあり方を、「農耕型インキュベーション」と定義。忍耐強い投資をもって、「教育」「インキュベーション」「ファンディング」までを一気通貫して伴走していく日本発の事業創造アプローチです。
3Fは「農耕型コワーキングスペース」(名称:「起業はノウコウに」)として、人の幸せを探究する事業価値と、売上や利益額などの数字を探究する経済価値の両立を志す起業家を対象とした会員制コワーキングスペース。様々な起業家教育プログラムやイベント、入居する起業家の事業開発に向けた実験場機能を提供します。
4-5Fは「農耕型レジデンス&ラウンジ」(名称:「住まいは錦上へ」)として、起業準備中・初期段階の起業家が職住近接環境で事業創造に集中できる住宅機能、「錦町ブンカイサン」で育ち合う会員限定の滞在・交流拠点機能を提供します。
※ ちよだプラットフォームスクウェア Annex0
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目15番地
事業主体 : プラットフォームサービス株式会社
企画運営 : ハバタク株式会社
事業協力 : 安田不動産株式会社